皆さま、
今年もハロウィーンが間近となりました。ここからあっという間にホリデーシーズンですね。
世界各地で争い、米国内でも前大統領の裁判や前代未聞の下院議長不在問題などに憂いを感じます。
他人ごとではなく、我々ひとりひとりが平和と責任を心掛ける大切さを痛感させられます。
南カリフォルニアでも徐々に気温が下がる季節になりました。健康に留意して過ごされてください。
2023年10月号のメルマガをお送りします。
カリフォルニア州不動産協会が発表した2023年9月のデータです。
- カリフォルニア州の中間価格は$843,340で前月比1.9%減⬇︎、前年比3.2%増⬆︎
- ロサンゼルス郡の中間価格は$914,640で前月比3.7%増⬆︎ 、前年比2.6%増⬆︎
- ロサンゼルス郡の取引件数は前月比4.5%減⬇︎、前年比18.3%減⬇︎
- 30年固定金利の平均値は7.20%（前年同期6.11%）
注）中間価格は平均価格とは異なります。その価格を境に高く売れた物件が半数、低く売れた物件が半数という値です。
金利上昇の中、価格は持ちこたえている（特にLA近郊は需要が健在）市場の売り物件数は通常の半分以下金利は当面は高止まりの予想、来年どのタイミングで下降に移るか
＜ 経済指標データ ＞
- 9月の消費者物価指数（CPI）は前月比0.4%増、前年比3.7％増
- 9月の小売業の売り上げは前月比0.7%上昇、前年比3.8%上昇
- 9月の失業率は3.8％（前月から変化無し）
- 9月の雇用者数は予想を大幅に上回る約363,000人（米国労働局発表）
- 9月の時間当たりの収入は前月比0.2%上昇、前年比4.2%上昇
- 次のFRBのミーティングは11月1日
Los Angeles Countyの過去7日間の動向（10月20日現在のデータ）
- 市場へ出た物件数：1,397
- 値下げした物件数：777
- 契約入りした物件数：579
- 売却完了した物件数：982
時事
FRBの継続的なインフレ政策にもかかわらず、9月の雇用は予想を大幅に上回る人数。小売業の売り上げも飲食業や車のディーラー業を主にまだ健在です。米国経済そして国民消費の粘り強さをデータが表しています。国際紛争、原油価格の動き、穀物市場の動き、各国や地域の政治情勢の変化、移民問題、気象変動などなど、不確定要素が多く経済予測を立てるのがひときわ困難です。アメリカの住宅市場にとっては「金利がいつから下がり始めるか？」が大きな焦点になっています。それによって購入活動が再加熱する懸念はありますが、売り物件が増えれば時間をかけてバランスの取れた市場へ戻って行くことが期待できます。
限定された産業や企業に頼る地域と異なり、多種多様な産業が集まるロサンゼルス。その近郊の住宅は、いかなる経済状況の中でも資産として非常に堅実と言えます。これは私の意見ではなくデータが示す事実です。ロサンゼルス近郊は特殊なエリアですので、メディアで流れる全米の住宅市場のニュースは当てはまらないことをご理解ください。
マーケットデータ
South Bay版
Palos Verdes版
Westside版
LAXに建設中のAutomated People Mover
お気付きの方も多いと思いますが、ロサンゼルス国際空港（LAX）で各ターミナル、駐車場、レンタカー施設、および他の主要な地点を接続する”Automated People Mover”（APM）の建設が進んでいます。これは、LAXの施設内を効率的に移動するための自動化された旅客輸送システムで、空港内の交通渋滞や駐車場の問題を軽減することを目的としています。2019年3月に着工され、完成予定は2024年の10月（ホリデーシーズン前）となっています。
＜主な内容＞
- 全長2.25マイル、空港内3駅、空港外3駅、無人電気車両、24時間運行、運賃無料
- 空港西側（Tom Bradley国際ターミナル近く）から空港外のレンタカー施設まで約10分間
- 4車両編成、最大200人まで乗車可、ピーク時の運行は2分間隔
LAXの利用がより快適になりますね。運行開始を楽しみにしています。
リタイアで日本へ移住する方へのサービス
長年のアメリカ生活を終えリタイヤで日本へ永住帰国する方たちが増えています。
- アメリカ在住中にマイナンバーの申請はできるのか？
- 日本の住民票や年金や健康保険はどうすればいいのか？
- 米国市民権を維持したままで日本の在留資格はどうなる？
永住帰国でお家をご売却されるお客様へは下記をお届けしています。
- お家売却3つの方法についてわかりやすく説明
- 全体の流れ、ご希望に沿った準備のサポート
- 永住帰国に関わるサービスのご案内
行動される半年前、もしくは1年ほど前にご相談くだされば理想的です。
詳しくは、出相までお問い合わせください。
