売却に際しての客観視の重要性

こんにちは。Jayです。

家の売買というのは、ほとんどの人たちにとって、人生で最も大きな資産の取引となります。

特に、ご自宅物件の売買となると、双方ともに”感情”がそのプロセスへ大きな影響を与えることが頻繁に起こります。
私は現場で毎日それへ遭遇しています。

その経験を通じて気づいた、セラーさんへの注意点について、今回はお伝えしたいと思います。
ご自宅の売却を検討なさっている方は、是非参考になさってください。

 

Portrait of happy young family in front of new home with sold real estate sign

 

私がセラーさんへ必ずお伝えするのは、

「バイヤーは『あなたの家』を買うのではなく、『自分の家にする物件』を探している」

ということです。

「この素材は、私が探してきた希少なもので、とても高額」など、ご自分の好みだからという理由でコストをかけて行った改装を、見に来た人も同様に評価してくれるとは限りません。

自宅物件はセラーさんにとっては特別なもので、「他の家とは違う」という誇りを持っておられる方は沢山いらっしゃいます。
それは当然のことです。

しかし、売却の際には、その”主観”や”思い入れ”を、ちょっと横に置くことがとても大切となります。
この”主観”や”思い入れ”は、相場を上回る価格を設定してしまう原因となり、その結果、売却を難しくすることがあるからです。

 

Home for sale on the white background

 

さて、あなたが家を購入した際のことを思い出してみてください。
希望条件を書き出して複数の物件を見て回り、「ここは良い、あそこはあまり気に入らない」と、どの物件も客観的に比較検討していたはずです。

セラーとなると、今度はそれを受ける側に回ります。
そして、様々のバイヤーからの批評が耳に入ってきます。

不動産市場では、通常、売りに出して最初の2~3週間が大切な勝負の期間と言われています。
売り出し始めには、そのエリアで家を探しているバイヤーたちが「新しく売りに出た」と、こぞって見に来ます。
その時にバイヤーの心をつかめるかどうかが、市場期間や売却価格の決め手となります。

人間の心理で不思議なのは、良いオファーがなかなか入らないと気を揉む一方で、逆にすぐにオファーが入ってくると「安売りしてしまったかも。。。」と考えてしまう傾向があるということです。

 

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実際の例ですが、私が適正価格とアドバイスした価格で売りに出し、ほんの数日で、現金一括フルプライスの素晴らしいオファーが入った物件がありました。
するとセラーさんは、「売値が安過ぎた」と思い直してそのオファーを却下し、数万ドル値上げした価格で、再度売りに出したのです。
結果として、その物件は、売り出しからしばらく経ってから、最初のオファーよりも悪い条件で売却を完了することになりました。
セラーさんにとって大きな後悔の残る取引に終わってしまいました。

売却成功の秘訣、それは「客観性を持つ」の一言に尽きるのです。

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DEAI TEAM
東京都出身。 立教大学卒業。
人生で最も高額な資産である住宅売買のお手伝いをすることが社会貢献であると信じ、精進を続けています。
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